2022/04/28
2022年・新茶まつりのご案内です。
(開催期間)4月28日より5月7日までの10日間
鹿児島県産「知覧茶」・福岡県産「八女茶」
日本で一番早い新茶、二大銘茶の新茶が入荷致しました。
この時期しか味わえない「初摘み新茶」
初々しい香りをお楽しみください。
5月8日は『母の日』です。
親しい方への一足早い贈り物としても…
きっと喜ばれますよ~
送料無料、キャンペーンも行っております。
是非この機会をお見逃しなく。
スタッフ一同お待ちしております。
2022/04/27
お茶は癒される飲み物ではないでしょうか。
日頃 何気なく飲んでるお茶、飲み方にもいろいろあります。食事時に飲むお茶、寛ぎの一杯(一服)
職場で一息の一服、など等、お茶は癒しと健康には自信をもってお勧めの飲みものだと思います。
今年も新茶の季節に入りました。
鹿児島からの深蒸し新茶、形状新茶など多く試飲しましたが、納得できる味に出会えるまでの味定め、ようやく当店がお薦めできる新茶を発売する運びとなりました。
充分に吟味した一押しの限定新茶です。この時期しか味わえない旬の香りをお楽しみください。
【限定新茶の紹介】
新茶1) 知覧新茶(秀鳳)100㌘(税込み1,620円)
形状新茶、針揉まれに細く揉まれた茶葉で香り、渋味、生(なま)を感じさせる舌味、これぞ新茶です。
新茶2) 知覧新茶(瑞鳳)100㌘(税込み1,296円)
中蒸し新茶、形状は少し細かい茶葉なので抽出が早く、香りと旨味に加えほのかな甘みがあと味を良くしてくれます。
新茶3)鹿児島新茶(初みどり)100㌘(税込み1,080円)
少し焙煎を加えた力強い風味。新茶本来の香りと旨味、のど越しの良さが「初みどり新茶」の特徴です。
5月に入りますと、福岡産八女茶、静岡産掛川茶、少し遅れて京都産宇治茶などの一番摘みが届きます。
産地色のある新茶を店頭に並べるまでお待ちください。
2022/03/26
三寒四温とはよく言ったものですね。
お彼岸を過ぎた頃から、日増しに春の兆しを感じるようになりました。
今年も茶農家の方が丹精込めて育てている茶畑がようやく色付いてきたと鹿児島から便りがありました。
いよいよ新茶の季節へと入ってまいります。
希少な「初摘み屋久島新茶」の予約が始まりました。
日本で一番早く採れるのは鹿児島産です。なかでも屋久島茶が早く、「さえみどり」という品種が屋久島の気候風土にあい、新茶特有のさわかな香りと味わいです。
出始めの新茶のことを「大走り新茶」といいます。
一番摘みの柔らかい新芽をその日に精選して出荷する初物です。山田茶園も契約産地から毎年大走り新茶を取り寄せております。今年も4月中旬ごろに届きます。(茶摘みは雨の日には行わず、天候によって遅れることがあります。)
新茶はご予約購入が断然お得です!
特典その1 新茶100㌘につき、同じ新茶10㌘2袋のおまけ付き。(写真参照)
特典その2 予約期間中にご注文いただければ、一件の配送につき 2袋(100㌘×2)以上お買い上げで送料無料となります。(レターパックにて発送)
お届けは、ご予約後 、振込確認してからの発送となります。(振込用紙又は振込先を通知申し上げます。)
価格:新茶100㌘¥1.500-(税込み¥1.620) 鹿児島県、屋久島産
web、電話での予約期間は4月9日まで。
発送、お届けは4月中旬以降です。
※配送先はご自宅以外にも指定可能です。お世話になった方や旬の香りの贈り物として山田茶園より直接配送致しますのでご下命ください。
大走り新茶は希少なお茶です。ご家族や自分のためにいかがでしょうか。
数に限りがありますので、お早めにご予約をお待ち申し上げております。
※ご質問やお問い合わせはフリーダイヤル0120-41-8806または4188@yamada-chaen.comまでどうぞ。
2022/03/15
この度、近松の郷(金鳳)をティーバッグ商品として販売することになりました。
急須で淹れた味をいかにティーバッグで同じ味を出せるか?
思ったより簡単ではなく、袋の大きさ、内容量の加減、茶葉の形状や抽出の濃淡など試作を繰り返しながら、皆さまにお勧めできる味に仕上がりました。
ホームページをリニューアルしてお客様の声を今まで以上に意識するようになりました。
お客様が求められるお茶、緑茶の三要素「滋味・香り・渋味」の嗜好感をしっかりとお伝えし、美味しいお茶に出会えた喜びを満喫していただけることが私達茶商の使命と思っております。
お客様の中には「お茶をおいしく飲みたいけど、淹れ方がわからない・・・」というお声もよく聞きます。
茶葉の目分量も構わず、誰が淹れても、どんな淹れ方をしても、美味しく味わえるお茶があれば、手軽にお茶を飲む機会が増え、お茶ファンがもっと増えることと思います。
山田茶園は近松の街に出店して20余年。近松緑茶は当店のいちおしのお茶としてご愛飲いただいております。お茶は急須で淹れるのが一番美味しいと言われていますが、急須に入れなくても美味しく飲めれば嬉しいですね。
ティーバッグと言えども、お茶は湯温で味に変化があります。簡単で美味しい淹れ方を伝授します。
①まず湯呑に水を4分の1入れ、 その後にお湯を4分の3注ぎます。
②ティーバッグを入れ30秒ほど浸けてからゆっくり上下に振ります。
③色合いを見てティーバッグを取り出してお飲みください。
2煎目もおいしく飲めますよ。
マイボトルに1包のティーバッグで、春夏秋冬、冷茶・温茶、自分流の味をお楽しみいただけます。
「美味しいお茶がいつでも手軽に飲める」近松緑茶のティーバッグ。
ぜひご賞味ください。
2022/01/22
流石、大寒の季節ですね。連日寒い日が続いております。
お茶の端境期とも言えるこれからの時期は原材料が乏しくなってまいります。しかし、それとは逆にこれから3月頃まではお茶の需要が多くなり、上級煎茶の仕上げ(選別)した生の味を提供できるかが専門店の頑張りどころです。
5月の新茶は一応に旬の香りを味わっていただけますが、その初々しい風味は時期的な香りで瞬時に終わります。
夏の暑い季節には熱いお茶を飲むことが少なく、晩秋のころからお茶が恋しくなってまいります。そこで5月の新茶(一番茶)の中から夏越えできるしっかりした茶葉を選別、その味が保たれた茶葉を冷凍保存して冬を迎えます。
因みに昨年の秋ごろから、30代~50代の顧客がおいしいお茶の情報を求めてご来店くださる方が多くなりました。
専門店として如何においしいお茶を提供できるかは端境期のこの時期にかかっております。
山田茶園では一押しの近松緑茶(瑞鳳)は、四季折々の味に仕立てております。これからの寒い時期には深みのある味を嗜んでいただけるように精選しました。
瑞鳳の特長は、茶葉は濃い鮮緑色、硬く形状が揃ってツヤのあるお茶です。
味、香り、渋みはお湯の温度で変わってまいります。まろやかな甘みをお好みの場合、湯温は70℃・じっくり(60秒ほど)急須の中で蒸らしてから湯呑に注いで下さい。渋味の後に滋味を求めたい方には、湯温は90℃・浸した茶葉の開き具合を見ながら茶葉が緑色に変わったところで湯呑に注いでください。それが飲み頃です。
お好きな淹れ方でおいしさを表現し 、香りの余韻をぜひ堪能してください。日常で飲むお茶とは別次元の味わいを感じ、お茶の魅力を再認識していただければ幸甚です。
2021/12/29
標高が高く、日温較差の大きい山間地で栽培されるお茶は、通称「山の茶」と呼ばれています。
茶畑も急斜面で日当たり、水はけがよいのですが、低温地ゆえに萌芽が遅く、摘採期が遅いため、新芽はよく伸び、芽揃いもよいことから、品質の良いお茶ができます。
茶葉は柔らかく厚みが薄いので、蒸し時間が極端に短い「浅蒸し」製法で製茶されます。柔らかい葉っぱが1枚1枚針のように細く縒られ濃緑色でツヤがあり形状の良い茶葉です。
一般によく言われる「盆地」で栽培されるお茶は通称「里のお茶」と呼ばれています。
一面茶畑といった茶園、一定間隔で整えられた株間、景観だけではなく摘採効率の良い樹高、大型機械(摘採機)が導入され、安定収穫が見込まれます。
冬場最低気温が5℃より下がらない地域で栽培された茶葉は肉厚でうま味成分が多いと言われており、特に高温で長い時間蒸したお茶は「深蒸し茶」は渋味や苦味が抑えられ、まろやかな味わいです。
山のお茶は「茶量・湯量・湯温・時間」など四つの加減で、味・香り・渋みの変化が大きく、ドンピシャのタイミングで淹れれば「山のお茶」本来の味となります。
里のお茶は、普通煎茶、深蒸し煎茶とあります。基本的な淹れ方は同じですが、形状によって淹れ方を調整すると、よりおいしく淹れることができます。
山のお茶、里のお茶の淹れ方の動画をインスタグラムで紹介しました。
ご覧いただければ幸いです。
2021/12/05
今年もあと20日余りとなりました。
茶商の1年は5月の新茶に始まります。
毎年のことですが一番茶の出来栄えなど産地の情報が気になるところです。
今年は相対的に高い相場が続いておりましたが、上級茶は各産地とも売り込みが盛んでした。
やはりコロナの影響もあるのでしょうね。
秋口に入り、需要も安定してきたので、日本五大産地から味めぐりと称して販売を試みました。
日本文化の象徴でもあるお茶は、日本の各地で生産されています。気候、風土、土壌などにより、産地ごとに味や香りが異なるので、飲み比べの味めぐりを楽しんでは如何でしょうか。
そこで、今回は数あるお茶の産地の中から、当店の主な取引産地である静岡、京都、佐賀、福岡、鹿児島から銘茶の特徴や味わいについてご紹介します。
静岡、大井川上流の山間地 茶畑を覆う川霧が育む『川根茶』
浅蒸し製法で爽やかな香りと程よい渋みが特長。
京都、800年の歴史的な茶産地『宇治南山城茶』
冠せ茶(茶樹に覆いをして一週間後に摘採したお茶)香りとほのかな甘みを感じ、渋みが少ないお茶。
佐賀、伝統的な勾玉製法(茶葉を長く蒸し、揉まずに乾燥仕上げ)の『嬉野茶』
玉緑茶として親しまれ、渋みが少なくコクのあるお茶。
福岡、奥八女 良質の水と自然に育まれた山間地の『星野茶』
独自の栽培法で生み出した天然玉露と呼ばれている星野茶、ひと味違いを感じるお茶。
鹿児島、お茶の産出額日本一に躍進した『鹿児島茶』
県を代表する知覧茶は名実ともに優れた茶葉です。
日本茶の生産地は北は新潟の村上茶から南は沖縄さんぴん茶まで幅広く栽培されております。
日本の四季がもたらす気候、自然が育む風土はお茶によい環境と言えるでしょう。
良いお茶に出会えた喜びを大切に、今後もお茶一筋に頑張って参ります。
2021/09/30
急須の素材は一般的な陶器や磁器、鉄器のほか、ガラス、樹脂などがありますが、今回は愛知県の常滑焼急須のご紹介をさせていただきます。
【朱泥急須】黄土色粘土に含まれた鉄分が酸化焼成して朱色に発色したものです。
【緑泥急須】コバルト成分が多く含んでいる緑かかった土色粘土を、酸化焼成して緑色に発色したものです。
【黒泥急須】朱泥急須をもう一度還元焼成することによって、急須表面の鉄分を黒色に再発色させたものです。
朱泥・緑泥・黒泥急須とも、粒子が非常に細かい粘土ですので低い温度で焼成しています。
土表面が多孔質で表面積が大きい為、お茶に含まれる余分な成分を吸着して、まろやかなお茶になります。
また鉄分を多く含んでいますので体に良いと言われてます。
その他に釉薬かけ急須があり、朱泥の原土を焼成、急須の内部は釉薬をかけず、表面の艶、色合いが楽しめます。
急須で淹れるお茶が一番おいしい!
茶葉を急須に入れてお湯を注ぎ1分間蒸らすことで美味しいお茶が飲めます。
ティーバッグのお茶も急須で淹れるとさらにおいしいですよ。(広い急須の中で茶の葉が広がるのでしっかり味も抽出されます。)
私の場合、一煎目はお湯をゆっくり注ぎ、しっかり注ぎ切って香りを味わいます。
二煎目はサッと湯呑に注ぎます。実は一煎目を注ぎ切っておくことで茶葉が蒸らされて二煎目を渋味なく美味しく頂くためにも大切な裏技です。
お茶には最後の一滴に凝縮された美味しさがあります。
なによりおいしいこの一滴。
お茶のうま味がぎゅ~っと詰まった最後の一滴。
『ゴールデンドロップ』と言われ、絞り切るような気持ちでギュッギュッと注ぎ切ります。
二煎目を美味しく飲む為に…
ゴールデンドロップを注ぎ終わったら、急須のオシリをポンッ!網の周りについた茶葉を底へ移動。更にフタを少しずらしておくと、急須の中で茶葉が蒸れず二煎目もおいしいですよ。
急須で淹れたお茶をぜひお楽しみください。
2021/09/20
秋の長雨、ひと雨ごとに秋を感じてまいります。
深まりゆく秋とともにお茶の美味しい季節になってまいりました。
今回は秋のお茶についてご紹介させていただきます。
「秋限定蔵出し熟成茶」その年の新茶、4月下旬から5月初旬に摘んだ一番茶を荒茶の状態で低温保存し、じっくり熟成させることでコクと滋味が増します。
現代は冷凍保存ができますが、昔は大きな茶壷に入れ、密封して冷暗蔵に貯蔵して秋に蔵出し茶として価値ある味を楽しんだそうです。
秋茶の特長としては、新茶の香り・青苦味など初々しい若葉の風味から ひと夏寝かせて角が取れた味。春の新茶を熟成させた「蔵出し秋茶」は味の違いを感じさせてくれます。
日本最古の茶書・喫茶養生記の「茶は養生の仙薬なり。延齢の妙術なり」の言葉通り、栄養価の高い日本茶はこれからの季節、風邪予防や免疫力を高める効果が期待できます。
因みに、10月に刈り取る秋摘み4番茶は夏の日差しを受けて育った茶葉で渋味と酸味のさっぱり感があります。
熱湯で淹れるとカテキンが多く抽出されます。
秋摘み4番茶は主に専門店で秋冬番茶として販売されております。
明日は中秋の名月。
芋名月とも言われています。
秋のお茶のおやつにさつまいもでお団子風のスイートポテトを娘が作ってくれました。(写真2枚目はスイートポテトの抹茶がけです。こちらも美味しかったです。)
秋の夜長をゆっくりと、お茶を淹れながら季節の味をお楽しみください。