近松の街

2021/10/24

我が町 近松の街、

今日近松門左衛門菩提所廣斎寺に於いて大近松298年祭(墓前祭)がありました。

(近松門左衛門の命日11月22日ですが、毎年10月下旬の日曜日に行われています。)

「東洋のシェークスピア」と称される江戸時代の劇作家、近松門左衛門の墓所が広済寺にあることから、尼崎市では36年前より「近松のまち・あまがさき」を掲げ、近松を現代によみがえらせるという意味合いの「近松ナウ」というコンセプトの下、多彩な文化事業を展開しており、同祭はその一環とされております。

例年では「大近松祭」の法要後、墓前や同寺に隣接する近松記念館で文楽の人形浄瑠璃が上演されるのですが今年はコロナの影響で文楽は中止となりました。(来年の上演では是非ご一緒しませんか)

折角の機会なので資料館、敷地内の公園など近松散歩をしてまいりました。

普段は気にしていなかったのですね。

探せば「近松さん」は尼崎にはたくさんあることに驚きました。

マンホールの蓋、小川に架かる欄干、旧街道を思わせる道しるべ等々・・・

JR尼崎駅には「冥途の飛脚」のヒロイン・梅川像があるので、興にのったついでに足を延ばして梅川さんに会ってまいりました。

まじまじと女性を見るのは失礼とは思いましたが、今日彼女の凛とした美しさに見とれてしまいました。

風もなく穏やかな秋の休日を近松さんと過ごせたような気がして、楽しい散策でした。

江戸時代の有名な作家が晩年過ごした尼崎。

来年3月には尼崎で文楽の講演があるようです。私もまたご一緒したいので時間が許す限り参加してみたいと思っています。